こんにちは、エーシンです。
福井のような雪国では、冬の風景を見ることで、その土地の真の姿が見えてくることがあります。

たとえば、日当たり。春や夏に訪れたときは明るく見えた土地でも、太陽高度の低い冬になるとどうでしょう。周囲の建物や山に日照をさえぎられて、思いのほか薄暗く感じるかもしれません。

雪が積もっている日にも、ちょっと面倒ですが足を運んでみてください。雪景色は、その土地の地形や周辺環境をより鮮明に浮かび上がらせます。
隣家の屋根や植木、カーポートから、雪が落ちていないかどうか。かいて集めた雪を捨てる場所があるかどうか。目の前に水路のある土地は敬遠されがちですが、福井のような雪国では冬になると雪捨て場として重宝します。
除雪車は地域によって入るタイミングが違うので、出勤時間帯に合わせて道路の状況を見に行き、車が走れる状態になっているかどうかも確認しておきましょう。

雪が積もっているときだけでなく、雪解け後もちょっと見に行ってみるといいですね。
残雪が多いと感じる場合、風通しのよくない土地であることが考えられます。水たまりが多いとか、土の上を歩いたときに足が沈む場合は、水はけがよくない（＝地盤が緩い）可能性があります。ハザードマップもあわせて確認しておきましょう。
福井市｜福井市洪水・土砂災害ハザードマップについて

福井の冬は厳しいですが、その厳しさゆえに見えてくるものがあります。実際に目で見て、足で歩いたときの直感を大切にしてください。

さらに、時間を変えて見に行くことも大切です。
冬は年間をとおしてもっとも昼が短い季節。子どもが中高生になったとき、部活動を終えて周囲が暗くなってからでも、安全に帰宅できるかどうか。街灯の明るさなどもチェックしておきましょう。
これから、一生を過ごすかもしれない土地選びです。時間をかけて、慎重に下見することをおすすめいたします。