『まずできれば客間は８帖は欲しい！台所茶の間は８帖８帖でいいから』

こんにちは
エーシンホームの宇野です。

冒頭、いきなり『　　　』　からでごめんなさい。
上記『　　』は私が社会人になった頃。
今から３０年以上前によくお客様から頂いていたプランのご要望です。

客間は将来はお仏間にもできるように。
そして将来お仏間になるから、その上に部屋を作ると仏様踏むということになってバチあたりだから、２階はつくっちゃだめ。
また当然のごとく、玄間からストレートに客間に入れることがＭＵＳＴ・・。
だからこういった条件が第一優先になると、どのプランもみんな似たような設計になっていました。

客間づくり・・・
いわゆる『ハレ』という『晴れ・非日常』の空間づくりです。
（ハレとケについてはネット等にてご検索ください。私も学生時代に知りました。）
お庭づくりも今以上にお客様(上座)からよく見えるように、とのご要望が強かった気がします。

それが時代も移り、最近では

『ＬＧＫは２０帖は欲しい、和室は無くてもいいし、まぁあっても４畳半で十分です。』

お客様からのご要望から『客間』という単語がほとんど無くなり、広さも８帖から４畳半、玄関からすぐお客様が入れるとベターだけどＭＵＳＴでは無い。
私たちの、そしてお客様のご要望も、事育児目線の動線が最優先で、ＬＤＫにつながっていてさらに大空間ですごせるように。
つまり３６５日毎日暮らす空間『ケ』が、『ハレ』の空間を家づくりから追いやってしまいました。
そのおかげでプランニングの幅は広がり、最近の間取りはいろいろとお客様のニーズにお応えでき安くなりました。

ただじゃあ広々となった和室つづきのＬＤＫで、我が家の家族はコミュニケーションがとれているかというと・・
昔、登場時、『１億総白痴化』といわれたテレビでバラエティ番組を見て笑いは起こりますが、その間も、携帯から離れられない依存症状態・・・。

では３０年後の未来には、住まいのなかでどんなことが起こっているんでしょうか？
車庫には電気自動車・水素自動車それとも空飛ぶ車？
映像スクリーンは各自無線メガネで立体３Ｄ、ＶＲ？
炊事お掃除は全自動ＡＩロボットが・・・？

その３０年後には

私は８８歳

そしてそして・・・

皆様はおいくつになっていられますか？

ありがとうございました。