こんにちは、営業課の関です。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今日は、冬に多い住宅のトラブルについてお話いたします。
冬のトラブルでは結露の問題、水道管の凍結、カーポートの除雪などもありますが、本日は冬の最大トラブル「ヒートショック」についてお話をしますね。
「ヒートショック」
まず、ヒートショックは何故起こるのか?
人は急激に寒いところに出たりすると、急激な温度変化で身体に負担がかかるからです。
住宅の中でも、普段から人が集まるリビングは暖房で温めていますが、
昔の住宅やアパート・マンションなどでは廊下や脱衣所は、外と同じような環境に置かれているものも少なくありません。
ヒートショックで意外と知られていない事実としてあるのが死亡者数です。
いきなりショッキングなお話になりますが、ヒートショックに関する「入浴中の急死」の死亡者数は、
なんと「交通事故」による死亡者数の3倍を超えます。
それだけ「ヒートショック対策」は重要な項目になります。
今日からできる簡単な対策としては6つほどあります。
①シャワーを活用してお湯張りをし、浴室を暖める。
湯沸しの 最後の分を熱めのシャワーで給湯して も十分効果があります。
②浴室を断熱改修などして温度差をなくす。
浴室をユニットバスに改修することでも断熱性は向上します。
③夕食前・日没前の入浴
人の生理機能がピークにある午後 2時から午後4時ころに入浴することで、
温度差への適応がしやすいためです。
④温度設定41℃以下
お湯の温度は、41℃以下にしておくことをお勧めします。
⑤一人での入浴を控える
可能な場合は、家族による見守りなどで一人での入浴を控えるといった方法も有効です。
⑥食事直後・飲酒時の入浴を控える
食後1時間以内や飲酒時は、血圧が下がりやすくなるため、
入浴を控えた方がよいでしょう。
(出典:地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター)
以上の事は、今からできることですが
今後、新しい住まいを検討する場合は、もう一つ大事なことがあります。
「住まいの断熱性能」です。
最近の住宅は、断熱の性能が良いのは当たり前になってきています。
しかし、そこには落とし穴が待っています。
皆さんは、新しい住まいに何年住まわれますか?
10年?20年?いえいえ、もっと長く?
数値だけで判断するのではなく、住宅の暖かさ(断熱性能)が何年続くのか。
断熱材も全く劣化しないとは限りません。
劣化しにくい断熱材を使っているのか?
劣化も見据えた断熱工事が施されているのか?
これからの住宅の断熱を考える上で大事な部分だと思います。
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